本日特許案件の打ち合わせを開始しました。

退職から約3か月と少し、ようやく新しい事業に向けて動き出すための第一歩を踏み出すことができました。

まだ消えてしまいそうな種火の案であり、特許申請の案件なので具体的な内容をこちらでは書くことができないのですが、なんとかして形になるものができ、皆さんの生活の支えになる商品が生み出せるよう、これから努力していきたいと思います!

好き活の本命①新製品開発

前職では、スマートフォン内部の製品開発・設計を担当していました。
会社という制約がなくなって、色々とやりたいことはあるのですが、自分の専門性に乗っかってできるほとんど唯一の活動が、製品開発の知識を活かした新規性のある製品の企画、開発、量産化だと思っています。

といっても、会社で扱うような格式の高い、高度なことが一人でできるとも思えず、結構しょぼい、なんだそれー!って人からは言われてしまいそうな、だけれども確かに必要としている人がいる分野の製品に絞って、極力困った人の役に立つ商品を目指しています。そうそう、それとこんな商品開発でも、なんとか食べていけるんだよ!ってことを体現していきたいとも思うので、収益性もうっすーらとベースにいれて・・・。

差しあたって、この数か月はアイデアの具体化と、製品化にあたっての諸障害の確認(特許権関係、先行製品、市場の有無)を、ゆっくりゆっくりと進めていました。こんな職業、かっちょよく言えば、発明家にあたるのではないかと思います。

しかし、アイデアっていうのは、急にぱっと出てくるものではないですよね。自分の経験では、よほど偉大な発明家でもない限り、0から1を生み出すのは無理なのでは?と邪推してます。
ではどうするのかといえば、せいぜい0.9を1にするくらい、つまり、既になにかしらの形で世の中にあるもの(モノではなくて、ニーズでもいいのですが)に触れているうち、あー、なんかこれだけでは完全じゃないな、というか、こうしたらもっといいんじゃないか、という「+α」が、発明の全てではないかと思ったりしています。

そういう意味で、既にあるもの、過去のものは、未来に新しい発明品を作っていく上で、とても重要な情報になります。大切なことは「そこにそれがあってあたり前」とは思わないことだと、常に自分に言い聞かせています。ちょっとしたものであっても、道具や設備、乗り物といったものは、何もない原始時代では不便だと、誰かがいままでに発明して形にしたものの集合体です。

如何にしてそれを作るに至ったか、その発明がどんな不具合・問題を解消して、それでも今、何かしら問題が残っていないかを考える。この活動自体、発明そのものだと思うわけです。